「楽しく建てる家」
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「豊田の家」仕様詳細はこちら

 

 愛知県豊田市内の駐車場跡地に、ご夫婦+お子様2人の専用住宅を建設した例をご紹介します。この住宅は、ケース1でもご紹介しています広告制作会社のクリエーター、佐野正樹氏がデザイン、プランニングを担当したデザイナーズ物件です。通常のデザイナーズ物件は、意匠建築家が担当するケースが多いのですが、クライアント夫妻が同氏のプランニングとコンセプトを非常に気に入られて契約に至るという経緯があり、専任のクリエーターが担当する初の専用住宅となりました。この住宅は木材の風合いを生かした暖かみのあるヨーロピアンな雰囲気を基調としています。これはクライアントの要望によるもので、デザイン、プランニングではそれを真摯に取り上げて基本テイストとしています。


 外観はクライアントのご要望で濃い深い色調の外壁となりました。そこに赤い窓枠で明るい印象のアクセントをつけ、更に木材の質感がダイレクトに感じられるバルコニーを設置したり、玄関やドライエリアの内壁に本物の木材を使用することで、可愛らしさと同時に本物の質感が持つ高級感を加わえています。また敷地北東角と北西角に私道の入り口があり、敷地内で容易に車両が方向転回できないことから、それを「通り抜け」いわゆる「ドライブスルー」として発想しプランニングしている点もこの住宅の特徴です。ドライブスルーのエリアは車を移動すればリビング、ドライエリアと一体化した庭となり、そこに北側に隣接した住宅との間にRCの壁を設置することにより、心地良いプライベートな空間を確保しています。これらの位置関係は周囲の環境に合わせて綿密に計測して計画したものです。

 敷地南側は分譲地で、すでにそこに敷地境界ギリギリまでの住宅の建築計画がありました。北側接道の条件もあり、南側への開放は望めませんでした。そこで屋根に互い違いに段差を持たせて、天井近くに採光と通風を兼ねた窓を作り、南側が塞がれてしまう問題を解消しました。高い位置から降り注いでくる光のシルエットが優しく空間を演出しています。このようにそのケース毎の様々な条件をプラスに転換するプランニングがこの住宅をより特別なものにしているのです。 屋内はお客様をお迎えするパブリックスペースを1階に、寝室、各居室、浴室、洗濯室などのプライベートスペースを二階にしてゾーン分けをしています。「ゆったりと開放的にお風呂に入りたい」というクライアントのご要望にも2階浴室はとても活躍しています。周囲は住宅、アパートなどに囲まれていますが、周辺環境をうまく吟味すれば開放的な浴室も可能なのです。浴室の外部は主寝室からのバルコニーともつながっており、ガーデニングで緑を演出することも可能です。クライアントご夫妻のこれからの生活の楽しみのひとつとなっているようです。

 

 吹き抜けの空間は、採光と通風という機能と視覚的な開放感を両立するようにデザインされています。そのリビングを中心に、生活する家族がどこにいてもお互いの雰囲気を感じ取れるように、2階には随所に覗き窓を配置し、廊下は周遊できるプランとなっています。吹き抜け最上部は、当初エアコン埋め込み用に高さを持たせていました。諸処の事情でエアコンは露出となったのですが、その部分はお子様の成長に合わせた将来的な増床スペースとしてそのまま残してあります。 またこの住宅には外部用と屋内用の2つの納戸があり、ウォークインクローゼットも寝室に設置されており、十分に収納が確保されています。その納戸の1つにはクライアントのご主人が趣味のギターを演奏される防音室も用意されています。このようなオプション的工事も追加費用として扱うのではなく、最初の計画のご予算から大きく外れることのないように費用全体で調整できるように事前に打ち合わせしました。  <詳細写真はこちら>